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すでにご存知と思うが、今年も『2007 AV OPEN』が5月3日〜6月30日の日程で開催されている。
今年で2回目となるこの『AV OPEN』は業界最大手のソフト・オン・デマンドの発案によるもので、有名AVメーカーを集めての品評会みたいなもので、当然のごとく審査をするのは一般のユーザー、お客さんだ。
期間中には参加メーカーが競ってこれぞという傑作、自慢の作品を市場に送ることになるが、そんな中で「チャレンジステージ」という若手監督をターゲットにしたもうひとつの
品評会が面白い。これは、ある意味で若手監督のマスコミや市場(ショップやユーザー)へのPRの場ともなっていて、結果によってはメジャー監督への登竜門にもなっている。
昨年の第1回目ではナチュラルハイのサックン監督の作品(『裸の大陸』)がグランプリを射止めることとなったが、そんな受賞は実は監督にとってはひとつの勲章にもなってくる。女優の名前やメーカーの営業力が売上げを左右する今のAV界にあって、期間限定とはいえ新人である自分の監督名が多くの人の知るところとなる。そんな絶好のチャンスを与えてくれるのがこの「チャレンジステージ」であり、『AV
OPEN』のもうひとつの楽しみでもあるのだ。
同じようなイベントにドグマが主催する『D−1』もあるが、この二つのイベントでほぼ今のAV界の有名メーカーや人気監督がわかるといってもよいだろう。個人的には『AV
OPEN』に人気監督が、『D−1』の方に実力派の監督が集まる傾向にあるとの思いがあるが、こんな催しは実はごく最近のことであって、過去に松本和彦監督が主催したザーメン系の監督が一堂に集まるイベントはあっても、ジャンルに関係なく多くの監督に門戸を開いたのは『AV
OPEN』や『D−1』を待たなくてはならないほど、現在まで存在しなかった。
確かに、AV専門誌のベストテンやメーカーの忘年会で催されるAVアワードみたいなものは昔からある。けど、それらで選ばれる作品や監督はどこか組織票がからんでいたり、一部の評論家の思い込みの結果みたいなものが多かった。
本来なら、アメリカの『AVN』誌みたいな権威ある問屋誌がそれをやるのがベストなのだろうが、残念ながら今の日本に一般のマスコミもユーザーも納得する権威あるAV誌はないのが実情だ。これは不幸なことでもある。
ビデ倫(レンタル)時代から「AVは商品。売上げで評価されるのが当然」との風潮があったが、それは今でも根強くある。しかし、同じ人気女優を使っても、監督によっては全く違ったものが出来あがってくる。スター不在の時代になれば、こんな監督によるの違いはより顕著となってくる。
そんなときにこそ、監督の演出が光ってくるのではないだろうか。AV監督の勲章。それはその監督の個性やこだわりへの正当な評価であると思う。 |
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